車の部品として使われることが多い六角ボルトですが、たまに組み立て家具に使われることもありますよね。
目で見えないような場所だからと適当につけてしまうと、ボルトがダメになってしまうことがありますよ。
今回は、ボルトの正しい回し方のポイントを解説していきます。
■六角ボルトの回し方
六角ボルトとは、頭が六角形のねじのことをいいます。
ドライバーを使うようなねじと違って、頭の部分にねじ穴がありません。頭の部分をつかんではめたり、外したりできる工具が必要です。
六角ボルトを回すときには「レンチ」か「スパナ」を使います。
力が均等に入り、回しやすいのでレンチの方がおすすめですが、スパナでも大丈夫です。
ポイントをおさえれば、道具や部品を傷つけることなくスムーズに回せます。
■六角ボルトの失敗しない回し方のポイントはある?
六角ボルトはただ回せばいいというわけではありません。ポイント通りに回すことで、ボルトがダメになることを防げますよ。スパナを例に挙げましたので参考にしてくださいね。
・しっかり奥まで入れてから回す
浅い位置で回すと力がうまく伝わらず、角をうまくとらえられません。
スパナが滑って角が取れてしまう原因にもなりますので、しっかり奥まで入れ込んでボルトの頭全体をとらえましょう。
・大きさが合っているものを使う
大きさが合っていないと力が伝わらず、回すのが大変です。隙間があると、スパナが滑って角が削れてしまう原因になります。
・ハンマーで叩かない
固くなっていると叩いてしまいがちですが、叩くと必要以上の力が加わってしまい、ボルトとスパナを破損することにも繋がります。
・ボルトに対して平行にはめて回す
スパナを斜めにしてしまうと、力が入らず回しにくいです。奥まで入れてしっかり頭をとらえたあと、斜めにならないように回しましょう。
■六角ボルトがなめた場合の外し方を徹底解説
ボルトの角が取れてしまうことを「なめる」といいます。
角がなめた状態だと、スパナやレンチが回らないことがあります。
六角ボルトがなめてしまったときは、この方法を試してみてくださいね。
★潤滑剤を使う
角があるのに外れないときなどにも、有効な手段です。ねじに潤滑剤を吹き付けて、少し時間を置くと動きやすくなります。
コンコンと軽くハンマーで叩くのも効果的です。モンキーレンチのようなもので挟めるのであれば、この状態から回してみると意外と簡単に回ることがあります。
一気にボルトを回そうとすると、変に力が加わって折れてしまうことがありますので、ちょっと緩んだら戻して、また緩める、といった動作を繰り返すようにしましょう。
まあでもそれは本当よ
六角ボルトの方も六角穴の方も仕事で実践済みだからあとは潤滑剤ぶち込んだりで確実に緩む逸品なんにせよ緩んでよかったよかった
— 海没神NAKAKO (@Nakako_650) August 9, 2020
★ツイストソケットを使う
ツイストソケットという、なめてしまったボルトを外す道具があります。
ボルトに食いつくように回す原理で、古くなった車のボルトも思ったより簡単にとれた、という口コミが多いです。
ツイストソケットの8.10.12.13.14.17が届いたぜー! pic.twitter.com/l121EgaU9Q
— ゆーた@馬力なしキッズ (@vHbJ1Rr1qaVhCHQ) January 31, 2020
★ピンポンチで叩く
ねじがはまっている部分に潤滑剤を吹き付けて、先が平らなピンポンチとハンマーを使ってボルトを叩きます。
ピンポンチをボルトの頭に当て、外す方向へハンマーで軽くたたきます。
ほかにもボルトの頭にマイナスドライバーがはまるような切れ込みを入れる、といったこともできますが高度な技です。
上の3つで開かなければ、プロの手を借りるようにしましょうね。
大きさがあっていない工具を使うことで、ボルトの頭はなめてしまいます。普段からサイズの合った工具を、適切に使うことが重要ですよ。
ドイツメーカー“RENNSTEIG”製の平行ピンポンチ入荷!
しっかりMade in Germanyと刻印されているのがポイント(๑✧∀✧๑)
グリップ付は2mmから6ミリまで1ミリ刻み、グリップ無しは3ミリから6ミリは1ミリ刻みで8ミリと10ミリの6本セットです
グリップ付 ¥6550
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となっております!! pic.twitter.com/6k8kl0zPLB— worldimporttools (@wit_59) March 24, 2020
■まとめ
● 六角ボルトはレンチやスパナを使って回す
● ボルトの大きさに合ったものを使うこと
● ボルトの頭をしっかりとらえて平行に回すこと
● ふだんからボルトがなめないように、サイズの合った道具や適切な使い方をすること
ドライバーと違って、ボルトは車や自転車といったものに使われることが多いです。
普段からメンテナンスに慣れていれば問題ないですが、慣れないと何となく作業してしまいがちです。
後々ボルトをスムーズに動かせるように、適切な方法で作業することが大事ですよ。
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