六角ボルトの回し方とは?失敗しないポイントや外し方も紹介

豆知識

車の部品として使われることが多い六角ボルトですが、たまに組み立て家具に使われることもありますよね。

目で見えないような場所だからと適当につけてしまうと、ボルトがダメになってしまうことがありますよ。

今回は、ボルトの正しい回し方のポイントを解説していきます。

 

 

 

■六角ボルトの回し方

六角ボルトとは、頭が六角形のねじのことをいいます。

ドライバーを使うようなねじと違って、頭の部分にねじ穴がありません。頭の部分をつかんではめたり、外したりできる工具が必要です。

六角ボルトを回すときには「レンチ」か「スパナ」を使います。

力が均等に入り、回しやすいのでレンチの方がおすすめですが、スパナでも大丈夫です。

ポイントをおさえれば、道具や部品を傷つけることなくスムーズに回せます。

https://twitter.com/hamonoyaFukuzen/status/1349195006100209664

 

 

 

■六角ボルトの失敗しない回し方のポイントはある?

六角ボルトはただ回せばいいというわけではありません。ポイント通りに回すことで、ボルトがダメになることを防げますよ。スパナを例に挙げましたので参考にしてくださいね。

 

・しっかり奥まで入れてから回す
浅い位置で回すと力がうまく伝わらず、角をうまくとらえられません。

スパナが滑って角が取れてしまう原因にもなりますので、しっかり奥まで入れ込んでボルトの頭全体をとらえましょう。

 

・大きさが合っているものを使う
大きさが合っていないと力が伝わらず、回すのが大変です。隙間があると、スパナが滑って角が削れてしまう原因になります。

 

・ハンマーで叩かない
固くなっていると叩いてしまいがちですが、叩くと必要以上の力が加わってしまい、ボルトとスパナを破損することにも繋がります。

 

・ボルトに対して平行にはめて回す
スパナを斜めにしてしまうと、力が入らず回しにくいです。奥まで入れてしっかり頭をとらえたあと、斜めにならないように回しましょう。

 

 

■六角ボルトがなめた場合の外し方を徹底解説

ボルトの角が取れてしまうことを「なめる」といいます。

角がなめた状態だと、スパナやレンチが回らないことがあります。

六角ボルトがなめてしまったときは、この方法を試してみてくださいね。

★潤滑剤を使う

角があるのに外れないときなどにも、有効な手段です。ねじに潤滑剤を吹き付けて、少し時間を置くと動きやすくなります。

コンコンと軽くハンマーで叩くのも効果的です。モンキーレンチのようなもので挟めるのであれば、この状態から回してみると意外と簡単に回ることがあります。

一気にボルトを回そうとすると、変に力が加わって折れてしまうことがありますので、ちょっと緩んだら戻して、また緩める、といった動作を繰り返すようにしましょう。

 

★ツイストソケットを使う

ツイストソケットという、なめてしまったボルトを外す道具があります。

ボルトに食いつくように回す原理で、古くなった車のボルトも思ったより簡単にとれた、という口コミが多いです。

 

★ピンポンチで叩く

ねじがはまっている部分に潤滑剤を吹き付けて、先が平らなピンポンチとハンマーを使ってボルトを叩きます。

ピンポンチをボルトの頭に当て、外す方向へハンマーで軽くたたきます。

ほかにもボルトの頭にマイナスドライバーがはまるような切れ込みを入れる、といったこともできますが高度な技です。

上の3つで開かなければ、プロの手を借りるようにしましょうね。

大きさがあっていない工具を使うことで、ボルトの頭はなめてしまいます。普段からサイズの合った工具を、適切に使うことが重要ですよ。

 

 

 

■まとめ

● 六角ボルトはレンチやスパナを使って回す
● ボルトの大きさに合ったものを使うこと
● ボルトの頭をしっかりとらえて平行に回すこと
● ふだんからボルトがなめないように、サイズの合った道具や適切な使い方をすること

ドライバーと違って、ボルトは車や自転車といったものに使われることが多いです。

普段からメンテナンスに慣れていれば問題ないですが、慣れないと何となく作業してしまいがちです。

後々ボルトをスムーズに動かせるように、適切な方法で作業することが大事ですよ。

 

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