バターは太るイメージの強い高カロリー食材として、ダイエット中の方や健康に気を遣う方から避けられる食材です。
ですが、糖質制限や断糖を実施している場合は、強い味方になってくれる食材でもあります。
バターには有塩・無塩・発酵の3種類ありますが、同じバターでもカロリーや栄養成分など違いがあるのかきになりますよね。
そこで、3種類のバターの違いをご紹介します。
■無塩バター・発酵バター・有塩バターのカロリー
タンパク質・糖質・脂質の中でも1gあたりのカロリーが最も高いのが脂質です。
適正な1日の脂質量は、総エネルギーの20~30%で、平均を元に算出すると成人男性で約70g、成人女性は約50gです。
バターは80%以上が脂肪分なので、どうしてもカロリーが気になりますよね。
3種類のバターは原料が同じですが、カロリーに違いがあるのか、それぞれ100gあたりのカロリーは以下の通りです。
・無塩バター:763kcal/100g
・発酵バター:752kcal/100g
・有塩バター:745kcal/100g
バターは乳等省令により乳脂肪分80%以上、水分17%以下と定められ、残りの3%は無脂乳固形分となっています。
サラダ油やオリーブオイルなどの油脂類の平均カロリーは905kcalで、水分や乳固形分があるぶん、バターは他の油脂類よりカロリーが低くなっています。
さらに、バターの大さじ1杯は約12gで、カロリーは約90kcalとなっています。
通常の食事で摂取するぶんには過度に気にするカロリーではなく、生活に必要な範囲内ですが、気になる方は低カロリーバターを活用するのもおすすめです。
日本初!もしかしたら世界初のギルトフリーバター、販売期間満了を待たずに予定数完売です!
ありがとうございます! pic.twitter.com/SWFrSXzgki— ナショナルデパート / ヒデシマコウスケ (@nationaldepart) October 23, 2019
■無塩バター・発酵バター・有塩バターの糖質量
糖質が不足すると疲れやすくなったり、冷え性の原因や集中力の低下に繋がります。
さらに、エネルギー源が不足すると筋肉を破壊してしまったり、逆に太りやすい体になる原因になります。
バターコーヒーダイエットがブームになったように、バターは糖質制限や断糖ダイエットで強い味方になってくれる食材です。
添加物や製法が違う3種類それぞれのバターに違いがあるのでしょうか、100gあたりの糖質量は以下の通りです。
・無塩バター:0.2g/100g
・発酵バター:4.4g/100g
・有塩バター:0.2g/100g
数字だけを比較してみると、発酵バターがかなり多く思えますが、4.4gの糖質量は豆腐1丁とほとんど同じ量なので、3種類の中で糖質が多い発酵バターも低糖質食材に分類されます。
そのため、糖質制限や断糖ダイエットに有効な食材と言えます。
■無塩バター・発酵バター・有塩バターの栄養成分
★食塩が左右するナトリウム
使う用途や保存性を高めるために、食塩が添加されています。
特に塩気が強い特徴の有塩バターはナトリウムとなる食塩が多く含まれ、有塩の発酵バターもまた食塩が添加されています。
塩分の摂りすぎや味付けに影響するので、無塩と有塩を上手に使い分けましょう。
・無塩バター:11mg/100g
・(有塩)発酵バター:510mg/100g
・有塩バター:750mg/100g
★ビタミンが豊富なバター
バターはにビタミンA・E・Dが多く含まれ、ビタミンA牛乳の13倍以上も含まれています。
そのため、抗酸化作用や免疫力の強化など様々な健康効果が期待でき、美容や健康にいい食材です。
原料に大きな差がないのでそれぞれ含まれるビタミン量はほとんどかわりません。
数字で見ると大きく感じますが、ミクロ栄養素のため極微量の差なので気にする必要はない程度です。
<ビタミンA>
・無塩バター:790μg/100g
・発酵バター:780μg/100g
・有塩バター:520μg/100g
<ビタミンE>
・無塩バター:1.4mg/100g
・発酵バター:1.3mg/100g
・有塩バター:1.5mg/100g
<ビタミンD>
・無塩バター:0.7μg/100g
・発酵バター:0.7μg/100g
・有塩バター:0.6μg/100g
■まとめ
ダイエット中だったり、健康に気を遣う方であれば、少しでも体にいいものを選びたいと思います。
3種類のバターを比較してみると、カロリー・糖質の大きな違いはないですが、栄養素については製造過程で添加されたり主な用途が違うため、それぞれの特徴として違ってきます。
ご紹介した内容を参考に使い分けたり、使い方の参考にしてみてください。
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