災害時など電気がない場面で活躍するサラダ油ランプの存在を知っていますか?
簡単に作れて実用的な、サラダ油ランプの作り方は知っていて損はありません。
今回はそんなサラダ油ランプとろうそくの作り方を紹介します。
■災害時に役立つ!サラダ油ランプの簡単な作り方
材料は、耐熱性のコップ、キッチンペーパー、アルミホイル、サラダ油です。
比較的どの家にもあるものでランプが作れます。
1・キッチンペーパーを「こより」のようによります
2・アルミホイルでキッチンペーパーを固定します
3・コップにサラダ油を注ぎます
4・キッチンペーパーに油が浸透したのを確認して火をつけます
<YouTube サラダ油で簡易ランプ【防災のヒント】東京都 Tokyo Metropolitan Government>
■サラダ油ランプの持続時間はどのくらい?
5gで3時間持続します。
小さじ1杯が4gなので、かなり少量でも持続時間は長い印象ですね。
コップにたくさん油が入っているとこぼれたときなど不安ですが、少量であれば危険も少なくて使いやすいです。
■サラダ油ランプを作る上で気をつけること
地震や停電の後などは、ガス漏れに注意が必要です。
ガスが漏れているのに停電のため警報装置が作動しない、といったことも考えられます。
ガス漏れを起こしている中で火をつけると、引火して爆発の恐れもあります。ガス漏れしていないか細心の注意が必要です。
また、直火を使うので燃えやすいものを近くに置かない、その場を離れるときは火を消すといったことも忘れないでくださいね。
■サラダ油でできる!簡単なろうそくの作り方
液体のサラダ油をランプにするのはこぼれたときに怖い、悪くなってしまったサラダ油を活用したい、そんなときにはろうそくにすることができます。
<材料>
廃油凝固剤
サラダ油
ティッシュペーパー
耐熱用容器
1・サラダ油を熱して80℃くらいになったら火を止め、廃油凝固剤を入れてよく混ぜます
2・ティッシュペーパーを細くよって、ろうそくの芯にします
3・容器に2を入れて、さらに1を入れます
4・固まったら出来上がりです
廃油凝固剤は日用品売り場で置いてある、固めて油を捨てられる粉状のものです。
簡単にできるので、子どもと一緒に工作してもよさそうですね。熱い油を使うので、ヤケドには気をつけるようにしましょう。
■サラダ油ろうそくをおしゃれに可愛くアレンジする方法
上の作り方ですと、茶色っぽいろうそくなのであまり可愛いとは言えないかもしれません。そんなときはちょっとしたアレンジで、色を付けることもできますよ。
作り方は上の方法が基本ですが、凝固剤を入れた後に削ったクレヨンを入れてさらに混ぜます。
この時に使うクレヨンは「油性」のものを使うようにしましょう。「水性」ですと油と混ざらず色がつきません。
香りをつけたいときには色を付けたあとに、アロマオイルを数滴入れるのもいいですね。
火をつけると、ほのかに香りも楽しめるアロマキャンドルが出来上がります。
このときに、「虫除け効果のある香り」や「気持ちが穏やかになる香り」など、好みに合わせてつくるのも楽しいですよ。
■まとめ
● サラダ油と自宅にある簡単なものでランプを作ることができる
● かなり少量でも長時間火をつけることができる
● ランプをつけるときは、ガス漏れに気をつけて点火する
● サラダ油をつかってろうそくを作ることもできる
災害時やキャンプのときに電気がないとものが見えなくて困るほか、気持ち的にも暗くなってしまうもの。
そんな場面での明かりは、気持ちを穏やかにしてくれるものでもあります。
上手に使って、素敵なキャンドルナイトを過ごすのも悪くないですよ。
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