食用油の中にはアレルギー症状を発症させたり、悪化させる成分が含まれ、食物アレルギーを気にしている方にとって食用油を選ぶ時にも注意が必要です。
アトピー治療や食物アレルギーでも使用できることで有名なオリーブオイルですが、アレルギーを発症するケースがあります。
そんなオリーブオイルアレルギーの症状や、実態についての紹介と、オリーブオイルを使ったアトピー肌への効果をご紹介します。
■オリーブオイルアレルギー
食物アレルギーを持つ方は年々増加傾向にあり、気にしている方も少なくありません。
その原因として、リノール酸の過剰摂取が問題視されています。
リノール酸とは、食用油に多く含まれる成分で、アレルギー反応を強めるアラキドン酸を合成する働きがあります。
食用油の中でもオリーブオイルには、リノール酸が10%しか含まれていないため、健康な方にはほとんど影響がなく、食物アレルギーの方が多く利用している油です。
大前提として、アレルギーを全く起こさない食べ物は存在しません。
オリーブオイルも安全性が高いと言われていますが、若いオリーブの実を搾ったオイルや、非加熱であったり、多量摂取するとアレルギーを発症することがあります。
さらに、輸入されているオリーブオイルの中には、他のオイルで量増しされていることがあり、それによってアレルギー症状が出てしまうことがあるので、オリーブオイルを選ぶ際には注意が必要です。
おはようございます。本日は、木曜日ですので昼営業のみとなります。よろしくお願い致します。
新しいオリーブオイル来ました。イタリア産の完熟タイプ。多分、完熟のオリーブオイルだとアレルギー出ないっぽいですね。 pic.twitter.com/3aTWQI7afn— 麺家 一鶴 (@Menya_Ikkaku) November 29, 2018
■オリーブオイルアレルギーの症状
日本ではオリーブを栽培している地域は限定され、症例が少ないですが、地中海沿岸地域をはじめとしたオリーブ栽培が盛んな地域は、オリーブ花粉症例が多くみられ、食事に多く取り入れている地域では口内が痒くなったり、皮膚のかゆみなど、オリーブオイルアレルギーは珍しくありません。
さらに、オリーブオイルを塗布した皮膚炎の症例もあります。
オリーブオイル直のみ初めて四日目。
三日前から足に蕁麻疹のようなものがでて、ひいてはぶり返してを繰り返す。
まさかアレルギー? pic.twitter.com/SKp09yuuKb— 高@NieRLOVE (@debuneko0711) October 13, 2019
■アトピー肌にはオリーブオイルが良い!
オリーブオイルはアトピー肌の大敵となる乾燥を防と同時に、オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸が、肌のターンオーバーを促進してくれるので、外用薬としても利用されれいるだけでなく、食事に取り入れても効果があります。
基本的にアトピーにはステロイド剤が処方されますが、リバウンドのリスクがあるため、避ける方も少なくありません。
そのため、医療の場でも実際にアトピー性皮膚炎治療にも用いられています。
■まとめ
美容成分を多く含むオリーブオイルは、美容液としても実際に販売されています。
美容効果の高いオレイン酸やポリフェノールが豊富で、保湿力も高いため、アトピー肌にも効果的です。
一方、体にいいとされているオリーブオイルでも、アレルギーを発症することがあります。
オリーブオイルアレルギーが不安な方は、どんな食材と、どんな調理方法の料理を食べて、いつどんな症状が出たか、医師に相談することをおすすめします。
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