お菓子作りやトーストなど多くの料理に使うバターですが、穀物の高騰と同時にバターも年々値上げしています。
少しでも出費を抑えるために、自家製バターを作る方が増えています。。
自宅で簡単に作れる自家製バターはお財布に優しいだけでなく、フレッシュなバターを味わえたり、原料によっても味わいが異なり、お子様とのお家時間も楽しく過ごせるいい機会になります。
そこで、原料別に自家製バターの作り方や特徴など詳しくご紹介します。
■生クリームできる簡単な作り方
生クリームから作るバターの特徴は?
シェイクやミキサーで混ぜると同時に空気を含むため、ふんわりとしたホイップのような仕上がりになり、くちどけ滑らかなバターを味わうことができます。
また、生クリームを使うことで濃厚なコクを味わうことができ、ほのかに生クリームの甘みやミルクの風味も感じられます。
どんな生クリームを使えばいいの?
一般的に販売されている生クリームの脂肪分は18%以上と定められ、35%前後や45%前後の脂肪分が多い生クリームの方がバター作りに適しています。
さらに、脂肪分によって作れるバターの量が異なり、脂肪分10%上がるごとに約20gできる量が多くなります。
そして1番重要なのが、動物性の生クリームであることです。
ご存知の方も多いと思いますが、植物性の油脂で作られるのはマーガリンでなので、動物性よりあっさりした味わいになります。
脂肪分の差を含め、商品によって味わいが異なるので、色々な商品を試してもいいかもしれません。
生クリームが使いきれなくて手作りバター。
←中沢さんの生クリームとタカナシさんの生クリーム→じゃ色も風味も全然違ってて面白い。 pic.twitter.com/E2ez7cBNi1— ロータス中野 (@ACE_Genmai) March 19, 2020
■牛乳だけで作るバターの作り方を紹介
牛乳から作るバターの特徴
牛乳から作るバターは、市販のバターより脂肪分が少なく、あっさりしたフレッシュ感が味わえるバターに仕上がります。
しっかり分離させてないぶんミルク感があって濃厚なバターができます。
さらに、混ぜることで空気を含み、口に入れた瞬間の舌触りとミルクの風味が鼻に抜け、新鮮なバターを感じられます。
どんな牛乳を使えばいいの?
みなさんが口にする牛乳には2種類に分けられ、一般的にスーパーで売られている牛乳の多くは、ホモジナイズ牛乳と言われる種類に分類されます。
ホモジナイズ牛乳は出荷前に、牛乳に含まれる脂肪分が分離してしまわないように圧力をかけて、最後まで同じ味わいで飲めるようにしてあります。
一方ノンホモジナイズ牛乳はその工程がなく、置いておくと脂肪分が浮き、それがバターの元になります。
そのため、バターが作れるのは、ほとんど搾りたてと変わらないノンホモジナイズ牛乳で、よく飲む牛乳でバターは作れません。
牧場で販売されていますが、大手スーパーや高級スーパー、道の駅などの人が多いお店にも置かれていることがあります。
ノンホモだから飲み終わった後のパッケージについたバターが美味い pic.twitter.com/SLG3GSDbGB
— エピ浜さん@本音 (@epi_seiza) June 17, 2020
★生クリームor牛乳を使ってバターを作る方法
生クリーム
牛乳
<準備するもの>
・蓋がしまるボトル
・純正生クリーム1パックor牛乳400ml
1,しっかり冷やした生クリームを、ボトルに全量注ぎます
2,しっかり蓋を閉めて、ひたすら振ります
3,5分程度で音が変わり、もったりしてきますが、まだ振ります
4,2分前後で音がしなくなり、あともう一歩です
5,さらに振っていくと固まり、6,水っぽい音がしてきたら、完全に分離した状態です
6,ボトルをカットし、取り出して水分をきったら完成です
<ミキサーで作る場合>
2,さらに1分撹拌していると固形と液体に分かれ始めます
3,カッテージチーズのように塊が大きくなってきたら、取り出して水分を切ったら完成です
■まとめ
ノンホモジナイズ牛乳は手に入れることが難しい場合がありますが、スーパーで気軽に購入できる生クリームを使っても自家製バターを作ることができます。
生クリームや牛乳をしっかり冷やすと固まりやすく、気温によってできる時間に差がありますが、頑張って振り続ければ美味しいバターができます。
ぜひみなさんも楽しみながら、自家製バターを作ってみてください。
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