お手玉の歴史とは?発祥は日本ではない!?詳しく調べました

豆知識

日本の伝統の遊びお手玉。子供の頃お部屋でお手玉したり、おばあちゃんと一緒にお手玉した思い出がある方もいるのではないでしょうか。

最近はあまり見なくなっていますが、介護施設や知育おもちゃとして未だに人気があります。中身の種類も色々なものがあり、入れるものによって使い心地が違います。

お手玉の歴史について解説します

 

 

お手玉の歴史

お手玉の発祥

日本の伝統的な独自の遊びと思われがちですが、世界最古のお手玉がヨーロッパとアジアの間にある黒海周辺の遊牧民の遺跡から、お手玉のルーツにあたる羊のかかとの骨が発見されています。

やがて、シルクロードを通り、インドや中国など東アジアを中心に広がり、羊の骨の代わりに身近な小石を使うようになりました。

そして、今から約1300年前の奈良時代、中国から日本に伝わりました。当時は身分の高い人たちの遊びとして、「石名取玉」という水晶の玉を使って、聖徳太子が幼い頃も使っていたとされています。

その後、平安時代には石を使った石なごと言われる遊びから、江戸時代に布のお手玉が登場し、当時はアワ、ヒエ、大豆などを入れてお手玉が広まると同時に石なごは姿を消しました。

そして昭和時代には中身が小豆や数珠玉となり、みなさんが知っているお手玉となり、布に包まれたお手玉は日本独自の伝統となっています。

 

お手玉の中身に使われていたものとは?

小豆

日本の伝統として作られるお手玉で一番ポピュラーなのが小豆です。おばあちゃんが小豆でお手玉を作ってくれた!なんて思い出のある方も多いのではないでしょうか。

 

 

小石

庶民の遊びとしてお手玉が伝わった頃は、小石を布に包んだものをお手玉としていました。みなさんが知っているお手玉より重く、扱いにくいと思ってしまうかもしれません。

 

 

大豆

江戸時代は安くて栄養がある食材として、庶民の生活には欠かせない食材でした。そのためどの家にも大豆があり、お手玉の中身として使用されていました。

 

 

数珠玉

小さい頃お手玉のために数珠玉を集めた!なんて方も多いのではないでしょうか。都会ではあまり見なくなった数珠玉ですが、今も河川敷や田んぼの周りに生えています。

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貝殻

沿岸部では植物や農作物より気軽に手に入る貝殻が、お手玉の中身として主流になっている地域もあります。シジミや大きな貝殻を砕いたりして、お手玉に使用されていました。

 

 

手芸用ペレット

樹脂でできた粒状のペレットは、現代で一番主流になっています。虫が湧いたりすることがないので、定期的なお手入れや中身の入れ替えが必要ないのがメリットです。

 

 

まとめ

・お手玉の発祥は日本ではない

・中身に使われているモノもさまざまで色々使われていることが分かった

 

 

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