レシピに片栗粉とあるけど、片栗粉を切らしちゃった!
いつも片栗粉を使っているけど、足りなさそう・・・。
そんな時に違うもので代用出来たらいいなと思いますよね。
今回は片栗粉の代用品をご紹介します。
■片栗粉の原料は?
本来の片栗粉の原料は「カタクリ」の根茎から取ったデンプンを粉にしたものです。
ところが、カタクリ根茎から取れるデンプンはわずかなため、現在はじゃがいものデンプンから作られています。
とろみをつけたい温かい料理に、水溶き片栗粉を入れると粘りの強いとろみが出るのが特徴です。
■とろみをつけたい時
★小麦粉
小麦粉も片栗粉同様デンプンが含まれているため、とろみを出すことができます。
とはいえ、小麦粉のデンプンは片栗粉の10分の1程度のため、片栗粉特有の粘りのある、とろみをつけるのは少しむずかしいかもしれません。
小麦粉でとろみをつけたいときはシチューのような、サラッとしたとろみをつけるのに向いています。
麻婆豆腐を自作するときも、いつもの通りとは行かないかもしれませんが、あまり差がなく作れるはずですよ。
青梗菜のミルク煮
片栗粉なかった事が判明😱
どうする?!小麦粉でいくか?? pic.twitter.com/2LkxB8hnjH
— ramu🍀 (@SArumihsoy) July 17, 2020
★コーンスターチ
コーンスターチはその名の通り、コーンを原料にして作られたデンプンです。
片栗粉と違い、冷えた状態でもとろみを作ることができるので、お菓子作りに使われることが多いです。
カスタードクリームにはコーンスターチが使われていますよね。
小麦粉よりデンプン量が少し多いので、粘りを多く出したい時に向いています。
片栗粉と同じように使えますので、あんかけ料理を作ることもできますよ。
中華料理であれば、酢豚のような強いとろみの物でも対応できますね。
ただし、片栗粉と違って透明感がなく黄味がかっているため、料理の色味を損ねてしまう場合があります。
色合いをあまり気にしないような料理に向いていると言えます。
#生姜焼き ヾ(๑╹◡╹)ノ” #コーンスターチ でとろみをつけたのがポイントヾ(๑╹◡╹)ノ” #男の料理 https://t.co/6i1AO6SGun pic.twitter.com/PK5odhirhg
— きひみハマめ(北見花芽) (@kihimin) February 25, 2020
★じゃがいもやレンコン
片栗粉はじゃがいものデンプンを使っていますので、じゃがいもを代用として使うことは、もちろんできます。
違うのは粉状でないということです。
粉状にすることもできますが、すり下ろした後に水にさらすといった手間がかかります。
ちょっとした実験のようですね。
手間からいうと「代用品」として使うには現実的ではありません。
片栗粉の代わりとして使うのであれば、じゃがいもをすり下ろして使うようになります。
同じようにとろみをつけることができますよ。
しかし、すりおろして使うために滑らかさが出ないことが残念ポイントです。
滑らかさを求めるような、あんかけ料理などにはあまり向かないと言えますね。
シチューや具がたくさん入っている八宝菜などに向いていますよ。
レンコンもじゃがいもと同じようにすりおろして使うことで、粘りを出すことができますよ。
レンコンの粉も最近は見かけるようになりましたね。
レンコンにはビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれていて、滋養にもいいため、健康食材としても注目を浴びています。
とろみをつけるついでに栄養補給できるとは、体にもいいですよね。
レンコンは風味があるので、レンコン風味が料理を邪魔しないようなレシピに向いています。
れんこんを目の荒い鬼おろしですったものをお味噌汁に。見た目は地味だけれど、ぽってりとろみがついて、あったまる。れんこんのシャキシャキ感も味わえます。#soup #スープ pic.twitter.com/SuMob8SIN0
— 有賀 薫 (@kaorun6) December 7, 2014
★米粉
米粉もとろみ付けに使えます。
片栗粉と違い、とろみが付き始めるのが遅いため、「まだとろみ付かないな」と思って入れすぎに注意しなくてはなりませんよ。
米粉は片栗粉と違い、少し白っぽくなりますので、あんかけ料理でもみぞれあんや蟹あんのようなものがいいですね。
シチューのとろみに使うときも、だまにならず仕上がるので、使い勝手がいい食材ですよ。
こんばんは🍃
🍲🍲米粉のシチュー
米粉を使ってシチューのとろみを付けました(^O^)
🍂米粉は牛乳に溶かして、コンソメ、塩胡椒で味付けです🥢
🍄🍄バジルとトマトときのこと生ハムのパスタ
🍃バジルの葉はソースと飾りに使いました。
🍅その上に、トマトソースとパルミジャーノレッジャーノ🥢 pic.twitter.com/aiNZfl5wNj
— すいか (@grill_pan) November 15, 2019
■衣として使う
★小麦粉
片栗粉を使って揚げ物をすると、カリッと仕上がりますが、小麦粉のみで揚げるとしっとり柔らかく揚がります。
素材の水分を逃がさない役割があるので、うまみがしっかり閉じこもったジューシーな仕上がりになりますよ。
★コーンスターチ
片栗粉よりも軽い食感に仕上がります。
片栗粉よりも粉のきめが細かいため、衣が薄くついて油切れもいいのでヘルシーに食べることができますよ。
また、時間が経ってもサクッとした食感が続くため、お弁当にいれる唐揚げに使うと出来立ての美味しさをそのまま味わうことができますね。
お疲れさまです✨
✳︎塩からあげ
✳︎生ハムポテサラ
✳︎金平ごぼう
✳︎なめこのみそ汁
✳︎キムチ奴初めてコーンスターチ衣にしてみたけど、カリカリさくさくで断然美味しい〜🤤💗
旦那ちゃん絶賛❣️
娘ちゃんも3個ペロリ❣️#おうちごはん #Twitter家庭料理部#乾杯 #からあげ pic.twitter.com/ICLhHua6zb— あぼかどちゃん。 (@yuichan75814698) July 19, 2020
★米粉
コーンスターチよりもさらにサクッとした軽い食感に仕上がります。
上の2つの粉よりも一番うすく粉が付くため、油切れもいいです。
揚げせんべいのような風味もあるので、なんとなく懐かしい感覚になりますよ。
揚げ物に使っても軽くできるので、食べすぎには注意してくださいね。
■まとめ
片栗粉の代わりに使える代用品をご紹介しました。
● 色味にこだわるなら小麦粉
● 冷えたものにとろみをつけたいならコーンスターチ
● ジャガイモやレンコンの野菜を使って野菜の栄養も取れる
● 米粉は入れすぎに注意
● 揚げ物はしっとりがいいか軽く揚がるかで使い分けできる
片栗粉がない時の代わりだけでなく、日常でも気分で使い分けできそうですね。
いつもの唐揚げも粉を変えるだけで、いつもとは違う新鮮な食卓になりそうです。
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