プランターや鉢植えで植物を育てようと思った時、必要になってくるのが「鉢底石」です。
育て方を調べると、必ずと言っていいほど鉢底石のことが書かれています。
しかし、いざやろうと思った時に、手元に鉢底石がないということもあります。
わざわざ石がたくさん入ったものを買いに行くのは大変ですよね。
そこで、鉢底石の代用品となるものをご紹介していきます。
そこまでたくさんいらないと思っている方にもおすすめですよ。
■鉢底石の役割
鉢底石とは、鉢植えの際、底に敷く石のことです。
鉢底石は、軽石や黒曜石などの通水や通気性の良い素材で作られているため、水はけを良くしてくれるという働きがあります。
植物の成長には水が必要不可欠ですが、水やりは通常、表面の土が乾いてから行います。
常に土が湿っていては、空気が少なく、根腐れにも繋がります。
植物を上手く育てるためにも鉢底石が必要なのです。
なので、よくスポンジは大丈夫なの?という声を聞きますがスポンジはNGです!!
鉢の底をいつも湿った状態にしてしまうので、鉢底石の代用には向きません。
↑でも説明したように常に土が湿っていては、根腐れにも繋がります。なのでスポンジを使うのはやめておくことをおすすめします!
■鉢底石の代用
小石程度の大きさがあり、しっかり水を逃がしてくれる素材であれば鉢底石がなくても代用できます。
ここでは4つ代用品を紹介していきます。
★発泡スチロール
「発泡スチロール」は小石大に砕いて使います。
何より軽いことがメリットです。
使い終わった後の処分も簡単にできますね。
ただ、注意して欲しいのが、発泡スチロールは自然分解されにくいため、ゴミ捨てのことも考えてネットに入れて使うと良いです。
鉢底石として発泡スチロール入れるのって、底面からの冷えを防ぐ意味もあり、根に対しての相性も良く、かつとても軽くて使い勝手がいいのですけど、「ごみを入れるな」と言われたこともあったりしてなかなか難しい。
確かにゴミだけど、ゴミだからこそノーコストハイリターンで最高だと思うのだけど… pic.twitter.com/a6zIHPGQkj— ゆう (@KOKESHINOBULOG) October 30, 2016
土の中で発泡スチロールが小さくなったり、劣化してしまったりすることもあるので、再利用する際にも注意が必要です。
★木炭
「木炭」にも水はけを良くする効果があります。
また、清浄効果も備わっています。
害虫対策にもなるので、鉢底石の代用としておすすめです。
Masd.Carousel の植え替え2。
木炭を鉢底石の代わりに入れてその上に混合コンポスト植えにします。
最後は二重鉢にして水盤代わりの鉢受皿を付ければ完成。 pic.twitter.com/dHBwLOedtw— 海坊主@庚申塚 鞏老社 (@koushin_5zuka) April 24, 2016
消臭用として玄関に置いてある家庭も多いかと思うので、気軽に使い回しができますね。
木炭を砕いてそのまま土に混ぜればいいだけなので、作業も簡単です。
★拾った石
石の形状によっては、使えないものもありますが、ある程度の大きさがあれば鉢底石の代わりとして使えます。
特にざらざらとした細かい穴のあるような石は、保肥性が高いため、植物の成長をしっかりと促してくれます。
鉢底石なんてそこら辺の砂利でええんやで pic.twitter.com/TqYNiUyn7c
— hajiwww (@hajiwww) April 28, 2020
石を詰めると、重量が重くなってしまうので、持ち運びには注意が必要です。
★コルク
「コルク」は通気性が良いため、鉢底石の代用にぴったりです。
ワインをたくさん飲む方であれば、コルク栓も余っているのではないでしょうか。
大きい場合は、砕いて使いましょう。雑貨としても楽しめますよ。
■鉢底石がいらないケースもある!!
実は、土の通気性と排水性が保たれて入れば、鉢底石を使わなくても良い場合があります。
たとえば、鉢底石の機能がついた培養土を使う場合です。
もともと成分として入っているので、新たに石を入れる必要はありませんね。
また、「赤玉土」や「鹿沼土」、「パーライト」など水もちと水はけのバランスが良い土を使うことで鉢底石を使わなくても植物は育ちます。
さらに、「スリット鉢」を使用する場合も鉢底石が不要です。
側面にまで切れ目があり、水はけが良く、自然と同じような根の成長ができる設計となっています。
そのため、長期間植え替えせずに植物を育てることができます。
■まとめ
・鉢底石とは、鉢植えの底に敷く石のこと。
・鉢底石には、排水性と通気性を良くし、根腐れ防止の役割がある。
・鉢底石の代用品には、以下のものがある。
【発泡スチロール・木炭・拾った石・コルク】
・土の通気性と排水性が保たれて入れば、鉢底石を使わなくても良い。
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