肉じゃがやカレー、スープなど様々な料理に使われる「人参」。
栄養がたっぷり入っているので、どんどん使っていきたいところですが、人参が苦手お子さんも多いはず。そのため、人参他の食材に置き換えて使っているご家庭もあるのではないでしょうか?
今回は、人参の栄養・効果について詳しく解説していきたいと思います。代用品のおすすめもご紹介していきます。
■人参の栄養
人参には豊富な栄養素が含まれています。代表的なものといえば、「β-カロテン」です。
β-カロテンは体内でビタミンAとして作用する働きがあります。主な効果としては、肌の乾燥や角質を防いでくれます。また、活性酸素の発生を抑えて取り除く働きもあるため、老化を遅らせる効果も期待できます。
他にも、美容に良いビタミンCや腸内環境を整えてくれる食物繊維、水分を保ってくれるカリウムなどが含まれています。
積極的に取り入れていきたい食材ですね。根だけではなく皮にも栄養がたくさん含まれているので、なるべく皮付きのまま調理することをおすすめします。
■加熱すると栄養は壊れる?
たくさんの栄養を含んでいる「人参」。せっかくなので、できるだけ栄養を損なわずに調理したいですよね。
一般的に野菜は、「生で食べた方がいい」「加熱すると栄養が壊れる」と言われています。
しかし、人参の場合は違います。人参に含まれるβ-カロテンは加熱した方が吸収率が良いのです。
人参は火にも強いので加熱しても問題ありません。油と一緒に調理すれば、さらに吸収率が上がりますよ。
■人参の効果
人参は栄養価が高く、健康に良い効果も期待できます。
先程、ご紹介した肌や腸内環境を整えるだけでなく、免疫力を上げ、病気を予防することもできます。
また、冷え性やむくみ防止にも繋がるのでダイエットにも効果的です。身近にある食材ですが、人参は健康野菜として優れものなのです。
■人参の代用品
人参は他の食材でも代用することができます。人参嫌いなお子さんでもしっかり栄養を摂ることができますよ。
☆かぼちゃ
カレーに入れる人参の代用品なら、「かぼちゃ」です。ほくほくしていて甘みがあります。子供にも嬉しい食材ですね。
人参と同様に栄養価が高いので、健康にも良いです。皮には食物繊維が含まれているので、皮ごと調理するのがおすすめです。他にもアンチエイジングや風邪予防の効果が期待できるビタミンが豊富に含まれています。
☆大根
おでんや煮物に使われる「大根」も代用にぴったりです。大根は味がしっかりと染み
込むので、カレーにもおすすめです。
今日は塩麹で漬けた鶏胸肉(どっちも業務スーパーでキロ単位で購入w)を酢豚風に。
お酢を使わずケチャップで酸味代用。人参の代わりに大根(萎びてたのでw)
柔らかくなったし!うまいし!お腹すいたー! pic.twitter.com/tU8kQfBRx1
— うしさん。 (@nyankousi) February 14, 2019
胃の消化を助けるアスターゼやグリコシダーゼという成分が豊富で腸内環境も整いますよ。栄養もしっかり補えますね。
☆たけのこ
コリコリとした食感が特徴の「たけのこ」も代わりになります。煮込むと香りが引き立ちます。
朝からカレー(^^)
たけのこ嫌いやけど、まあ薄くてカレーに入ってると食べられるw
甘めだけどそれなりに美味しい味なのと二つの味を楽しめてよかた。 pic.twitter.com/X8ulQlgN1g— もりもり。(みくる卒業生誕おめでとう&今までありがとう)20160219〜20200826 (@morimori112244) October 24, 2020
食物繊維やカリウムが豊富に含まれるので、人参と同じく健康にも良いですね。カロリーも低く、100g当たり23kcalです。
☆ほうれん草
食感は違いますが、栄養素の代用として考えるなら、「ほうれん草」も合いますよ。ほうれん草には鉄分が豊富に含まれていて、貧血予防には欠かせない野菜です。
人参とごぼうがなかったから、きのことほうれん草で代用したアレンジけんちん汁。こんにゃくおいしかった。こんにゃく好き。 pic.twitter.com/EBeiQdrp2K
— すてふ (@steph_atusa) January 25, 2016
ただ、ほうれん草にはシュウ酸が含まれているので、下茹でしてから使うようにしましょう。おひたしや和え物におすすめです。
■まとめ
・人参はβ-カロテンが主成分である。
・β-カロテンは加熱した方が吸収率が良い。
・ビタミンCや食物繊維、カリウムも豊富に含まれている。
・人参は健康野菜として優れている。
・人参の代用品は以下の食材がおすすめ。
【かぼちゃ・大根・たけのこ・ほうれん草】
コメント