一時期エゴマ油が注目され、ブームにもなりましたが、油になる前の段階は知っていますか?
エゴマはシソの葉のような見た目の葉で、ごまのような種子ができる植物です。油はこの種子から採れるのですよ。
地方の道の駅や直売所ではエゴマの葉が束になって売られていることもありますよね。食べ方がわからない、という理由で素通りしてしまうのはもったいない、そんなエゴマの魅力を今回は紹介します。
■エゴマの葉のたべ方
エゴマはその栄養の豊富さから、「食べると長生きする」といわれるほど健康にいい食べ物として知られています。
古くから日本でもスーパーフードのような扱いで食べられています。独特な苦みと香りがあるため、好みによって調理方法を変えるのがポイントです。
香りや苦みを活かしたいときは、刻んでサラダに入れたり添え物にするのがいいですね。
そのまま食べるのに抵抗があるときは、天ぷらなど加熱調理してもおいしいです。
栄養は摂りたいけど味が苦手、という人は醤油漬けなど濃い味つけにすると食べやすいです。
焼肉を巻いて食べるサンチュと同じように食べることもあるくらいなので、脂っこいものとも相性抜群です。一緒に食べるとサッパリといただけますよ。韓国料理のサムギョプサルにも欠かせないです。
キムチと一緒に和えて、豆腐にのせたりおつまみにしてもいいですね。
エゴマの葉には、ビタミンC、ビタミンE、βカロテンが豊富に含まれています。鉄分も含まれていることから、女性には必要な栄養がたくさん入っています。美容にも効果が高そうですよね。
ほかに特筆すべき栄養といえば、「オメガ3脂肪酸」です。
この脂肪酸には血管や心臓のはたらきをを健康にする効果が期対できるので、高血圧や高脂血症などを持っている人にもおすすめできる食材といえます。
このようなことからもぜひ、積極的に食べてほしいなのです。
ではエゴマの食べ方としておすすめした「醤油漬け」はどのように作るのか、レシピを紹介します。
エゴマの葉・・・10枚
醤油・・・大さじ3
ごま油・・・大さじ1
みりん・・・小さじ1
砂糖・・・大さじ1
にんにくチューブ・・・2cmほど
白ごま・・・大さじ1
1・エゴマの葉は洗って、1枚ずつ水気をふき取ります。
2・葉以外の材料をすべて混ぜ合わせます。
3・エゴマを2にくぐらせてから、プラスチック容器などに入れます。
4・あまった2をプラスチック容器にすべて入れて、3日くらいすれば出来上がりです。
子どもでも食べられるように辛味が入っていない醤油漬けです。お好みで一味唐辛子やコチュジャンを入れてもおいしいですよ!
小ねぎを切って散らせても、いいですね。
■エゴマは大葉の仲間なの?
葉の形や味の特徴が大葉とよく似ていますが、エゴマは大葉の仲間なのでしょうか。二つともシソ科シソ属の植物なので、仲間といえます。
エゴマは東南アジアが原産で、葉の形はシソによく似ていますがシソのような香りはありません。
大きさは大人の手のひらと同じくらいで、シソに比べるととても大きいのがわかります。これだけの大きさがあれば、サンチュと同じように焼肉を巻いて食べることもできますよね。
■エゴマの代用品
スーパーの定番品とはちょっと言えない食品のため、ないときもありますよね。
エゴマの代用にはどのようなものがいいのでしょうか。
☆ シソ
もともとシソ科の仲間であるため、代用することができます。
シソはエゴマに比べて爽やかな香りがして、食べたことがある人も多いことから代用が比較的簡単です。
葉の大きさがエゴマに比べて小さいため、焼肉を包むには足りないかもしれませんが、一緒に食べても違和感のないおいしさですよ。
韓国で長いこと出張してた時に、一緒に仕事してたお客と食べてた時にサンギョプサルは豚の脂でキムチを焼くのが大事だと教えを受けました。
エゴマの葉っぱがなかなか入手出来ないので、おうちでは大葉で代用してます。— いわぴょん (@iwapyon1207) March 11, 2019
☆ サラダ菜
そのまま食べてもクセのない香りのため、エゴマの葉の独特な風味が苦手な人でも食べることができます。
バーベキューなどで大勢が集まるような場合は、エゴマが苦手という人もいるはず。そんなときは、あまりクセのないサラダ菜を代わりにするのをおすすめします。
遠出を控えて家族で近くの焼肉屋さんへ😃
初めて、韓国ドラマで見かけるように、紫蘇や大根と一緒に焼肉をサラダ菜で巻いて食べてみました。(少し遅いでしょうか😓)特に薬味の紫蘇が、焼肉の味を一層引き立ててくれているように感じました😍 pic.twitter.com/gDnhr5wdBm
— サワチ🌸写真・韓ドラ・サッカー・介護経験あり (@sawachi29) July 24, 2020
☆ ルッコラ
香りがゴマのような独特な風味をもつ食材ですが、代用できます。
エゴマの風味とは変わりますが、葉の香りがアクセントになるため焼肉屋さんによっては、サンチュのほかにルッコラも一緒に提供してくれるところがありますよ。
半額だったミスジとルッコラで漢らしく焼肉DO~~~N⚡
ステーキソース・わさび醤油・にんにく醤油の3種類で堪能しました😋 pic.twitter.com/sRXXMnHM3U— めでたいちゃかぽこ (@happychakapoko) June 4, 2018
☆ エゴマ油
エゴマの葉の風味はなく、葉の代用には向いていませんが、エゴマの栄養を摂りたいときはエゴマ油で代用することができます。
エゴマ油は加熱してしまうと、せっかくの成分が壊れてしまうため、生で食べましょう。冷奴にかけて食べたり、お味噌汁にたらすというのも手軽で簡単に取り入れられる方法です。
#ズボラ飯
今夜は、相方さんの分だけ。胡瓜和え→だし、大蒜、生姜、エゴマ油、ゴマ油ちょい。枝豆、ベーコン、卵の醤油焼き飯→中華だし、味の素、黒胡椒、岩塩ちょい。仕上げに、塩昆布とゴマ。刺身蒟蒻の食べる七味和え→+醤油数滴、味の素、岩塩。私は適当に💦 pic.twitter.com/qZ6w4ljw4t— @Muu. (@tO8VQWwCb7FSBzw) October 26, 2020
■ まとめ
エゴマのことがおわかりいただけたでしょうか。
● エゴマはシソの仲間
● 独特な香りと苦みが特徴
● 栄養を逃さず食べるなら生で、味が苦手なら醤油漬けなどがおすすめ
● シソやルッコラなどは葉の香りがあるので、好きな人にはおススメできる代用品
健康や美容効果が高いといわれているエゴマですが、加熱すると良さが減ってしまうのが難点ですよね。
生で食べるのが一番いいので、醤油で漬けたり、他の料理と一緒に食べるのが良さそうです。
焼肉などは野菜も不足しがちなので、エゴマの葉と一緒に食べられると、野菜不足を補えそうですね!
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