離乳食が始まると、どんな味付けをしたらいいのか、どんな調味料を使っていいのか、多くのママさんが悩みます。
味付けをし始める離乳食後期はだしを使うのが定番ですが、だしを取るにも時間がかかり、便利な「ほんだし」を使いたいと思っても、気になるのは離乳食に「ほんだし」を使っていいのかという問題です。
そんな悩みをお持ちの方に、 離乳食に「ほんだし」は使っていいのか、詳しくご紹介します。
■離乳食に「ほんだし」は使っていいの?
離乳食の味付けに昆布だしやかつおだしを1から作って使用しますが、育児以外にも家事やお仕事で忙しかったり、料理が苦手な方は少なくありません。
そんな時には顆粒だしの「ほんだし」が非常に便利で、多くの方が離乳食に活用しています。
使用量に注意すれば使用できますが、決して推奨された調味料ではなく、使わない方がいいという声もあります。色々なリスクを知ったうえで使用しましょう。
■薄めた「ほんだし」なら離乳食に使ってもいい?
離乳食は基本的に調味料が必要ないとされています。
ですが、離乳食後期から少しづつ大人の料理を取り分けて、薄味のものや減塩タイプを食べさせることができます。
そのため、使用量に十分注意し、薄めた「ほんだし」をうまく活用すれば、ママさんの負担も抑えることができます。
ですが、薄めたからといってリスクが減るわけではなく、しっかり受け入れたうえで判断して使用してください。
■離乳食に「ほんだし」を使わない方が良い理由とは?
塩分量
ほんだしに一番多く含まれている原材料は食塩です。
生後6~11ヶ月の赤ちゃんの塩分摂取目安量では1.5gで、大人の1/2~2/3程度と厚生労働省が提示する食事摂取基準に記載されています。
大人が感じる塩分は平均1%で、同じ1%の塩分濃度の料理をあげたとすると、100gで1gの塩分を摂取することになります。
塩分過剰摂取で塩化ナトリウム中毒を引き起こした死亡例もあり、塩分の致死量は体重1kgあたり0.5~5gで、赤ちゃんの場合小さじ半分でなくなってしまうリスクがあります。
ほんだし美味しすぎてなんでほんだしやめてたんだっけ?
って思い出したら離乳食の時に塩分入ってるから出汁パックにしたんだった。
その後出汁パックの中身再利用にハマり今に至る。
尚再利用はほぼチャーハン(笑)— 怠惰@なんとか生きてる (@soV5of8At8As8Om) February 20, 2021
食品添加物
食品添加物は赤ちゃんだけでなく、大人も気を付けなければいけない成分です。
「ほんだし」には旨味成分となるグルタミン酸ナトリウムと酵母エキスが含まれています。グルタミン酸ナトリウムは味覚異常や中毒症状、体の痛みやアレルギー症状を悪化させるなどの健康被害の例もあります。
大人でも上限が定められ、国によっては赤ちゃんの健康被害のリスクを考え、離乳食に使用することを禁止しています。
あまり期待してなかった区の離乳食教室なかなか為になったかも。日本人の味覚がなぜ繊細かは出汁文化にあるとか目から鱗だし。今までほんだし活用してたけど息子の味覚のために少し頑張ろうかな。
— ムラカナ (@murakana55) May 30, 2013
濃い味を好むようになる
味蕾から味の情報が脳に届き、味を記憶する脳の器官が完成するのが3歳頃と言われています。
その過程で食品添加物や濃い味付けをすると、味覚が濃い味付けに慣れてしまい、さらには食品添加物で味覚を狂わされるリスクがあります。
3歳未満の赤ちゃんは、味を感じる味蕾(みらい)が敏感なので、薄味でも十分味を感じることができます。
食塩や添加物がなくても赤ちゃんは十分味を感じれるため、不必要に食塩や添加物が含まれたものを赤ちゃんに与えないようにしましょう。
今日栄養士さんに離乳食について相談できたのでもし同じような悩み持ってるどなたかの役に立てばいいな…①大人のごはん取り分けするとほんだし、コンソメ、鶏がらスープ使うことになっちゃうけどいいの?→ほんだしは塩分多いし味に舌が慣れちゃうとよくないのでだしパックか天然だしの顆粒?が良い
— めさめさ 1y8m+39w (@B0Imo) November 12, 2020
■赤ちゃんOK!離乳食に使える「だし」を徹底紹介
★国産 SO・DA・TUあかちゃんだし
離乳食専用に作られた国産無添加のだしパックです。かつおと昆布が細かく粉砕されているので、短時間でだしを抽出できる便利な合わせだしです。
★国産 天然だしパック
天然の「3種類のいわし節・かつお節・昆布・干し椎茸」をブレンドした完全無添加のだしパックです。赤ちゃんだけでなくパパとママの体を考えて、活用してみてはいかがでしょうか。
■まとめ
忙しいママさんのお助けアイテムとして「ほんだし」を使用している方も少なくありません。
赤ちゃんへの健康被害のリスクをわかっているからこそ、量や回数を考えて使用しています。
赤ちゃんの体も大事ですが、パパママが育児で疲れてしまうのはよくありません。
ご紹介した内容を元に、しっかり危険なリスクを理解して使うか判断しましょう。
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