バリカン油って?差し方と代用を分かりやすく紹介します
自宅で散髪をするときに便利な道具といえばバリカンですよね。バリカンを買うと付属でバリカン油というものがついてきます。
しかし、小さい容器に入っていることがほとんどのため、なくしてしまった、という人も多いのではないのでしょうか。
すっかり使い切った、という人もいますよね。
電池は問題ないのにいつもより動きが悪いな、と思ったら油がたりなくなっているのかもしれませんよ。
そんなときに必要な、バリカン油のことを今回は解説いたします。
バリカン油って何?
バリカンの刃などの「可動部分」を動きやすくする油のことです。
刃の動きをよくするため、であるため刃の先につけるものではありません。バリカン油をつけることで動きが滑らかになり、サビを防ぐ効果があります。
「流動パラフィン系炭化水素化合物」という成分でできていて、この成分はミシン油やベビーオイルなどにも使われています。食用ではないので食べることが目的ではありませんが、ベビーオイルなどに使われていることからもわかるように、肌に触れても害のない油です。
バリカン油の差し方はどうする?
簡単な手順は以下の通りです。
1・刃を外す
2・刃の根元の部分(動く部分)に1~2滴垂らす
3・刃を本体に戻す
4・油をなじませるために電源を入れて動かす
刃の外し方はバリカン本体の説明書に沿って行ってください。
たくさん注油してしまうと、本体からあふれたり皮膚についてしまうこともあります。少量で十分効果を発揮しますので、つけすぎないようにしましょう。もし、つけすぎてしまったときはキッチンペーパーなどでふき取ります。
最後に油がいきわたるように、組み立ててから動かして完了です。
バリカン油、百均でも売っている?
「バリカン油」と銘打ってあるものはないですが、「万能オイル」として売られているものがあります。
万能オイルは機械用のオイルで、どれにでも使えるオイルです。
「バリカン油がなくなってしまったときは、機械用オイルをお買い求めください」
と説明書に書かれていることもあるので、このような万能オイルを使えます。
お店によっては「機械用オイル」とかいてあるものもあるようです。
バリカン油の代用品
電源は入るけど急に動きが悪くなってしまった、でもバリカン油が行方不明。そんなときは代用品を使って、動きを滑らかにしましょう。
・ベビーオイル
バリカン油と同じ流動パラフィンが含まれています。無色で香りもないため使いやすい代用品です。余ってしまっても肌に使うことができますね。
バリカンの油は機械油だと思っていたら、ベビーオイルと同じ成分らしい。へー
たしかに肌に触れるものに使うもんな— torte (@tortest) January 19, 2020
・ミシン油
こちらもバリカン油と同じ流動パラフィンが含まれています。機械油の代名詞といえばミシンオイルですよね。バリカンメーカーでもバリカン油がないときの代わりとして勧めている場合もありますので、なくなったあとも継続的に使えます。
少しまともなバリカンを購入すれば案外簡単でメンテナンスも水洗いとミシン油だけなので楽チンです
ただ眼鏡を外すと何も見えなくて耳の辺りを刈るのが厄介なのと後ろが見えないので勘でやってますww— 夾竹@7月16日うまれ (@kyoutake0716) December 29, 2020
・サラダ油
動きをスムーズにする代用品として使えますが、酸化が進むとサビの原因にもなるのでバリカン油を使うまでのつなぎとして考えたほうがいいですね。
バリカンの潤滑油なくなった……
ってことで今からサラダ油でバリカンに注油します
工業生とは思えない禁じ手です— カススナイパーライフル (@AGAK_cell) July 7, 2019
・万能オイル
100均で購入可能な機械用オイルです。安く手に入れられるのがメリットです。どんなものにも使える潤滑油ですが、工業用のものだと臭いが強いものもあるので、確認してから注油したほうがいいですね。
バリカンで髪を刈った。バリカンの使用前後に、刃面に100円ショップで買った万能オイルをさした。かくも便利な商品があるとは、付属のオイルが尽きてから、ごま油やサラダ油で代用していたころの俺に教えてやりたい。
— 不二本キヨナリ (@MASTER_KIYON) December 27, 2020
・オリーブオイル
口に入っても安心できる油です。サラダ油と同様に時間があまり経ってしまうとサビの原因になってしまうので、油がたくさんついた状態で保管するのは避けましょう。
わざわざバリカン用油を用意するのが面倒なだけです。
オリーブ油なら肌に付いても問題ないし…(  ̄▽ ̄)— べーやん@凡人28号🍛 (@beyan88) February 7, 2017
・シリコンスプレー
スプレータイプで臭いもないため、手軽に使えるのが魅力です。油のように手についてしまうこともないです。機械用のため動きはスムーズになるのが一般的ですが、バリカンの種類によっては逆に動きが悪くなる場合もあるので使用には注意が必要です。
最近使ってるバリカンはコレ。
ドンキのバリカンで切刃が長め。
充電式でバッテリーも長めにもつし、何より駆動音が静か目なのが良い。切れ味はまあまあと言ったところ。小細工として刃先はドライタイプのシリコンスプレーで潤滑してます。 pic.twitter.com/r7afiKInfI— H.M(焔) (@ember_homra) January 24, 2019
・クレ555
自転車のチェーンや家の引き戸など、万能に使えるスプレーとして知られています。よく知られたものなので、置いてある家も多いのではないでしょうか。刃のサビを止めてくれる役割もありますが、前についていた油も取り除いてしまうこともあるため、場合によっては前よりも切れ味が悪くなってしまうことも。このことからも一時的に使うのはよいですが、長期の保管などには向いていません。
小学生の頃から使っていたバリカンの切れ味が寿命を迎えようとしていたんだがクレ556吹いたらあっさり復活した
— 町田肇 Hajime Machida (@Hajime_Machida) March 8, 2014
・美容オイル
美容オイルも代用できます。しかし、ものによっては水分が含まれているものがあります。サビの原因にもなりますので、使い終わった後はふき取るようにしましょう。香りがついているものもあるので、チェックしてから使うといいですね。
バリカンにさす油をホホバオイルに代えたらキレが良くなった
— 松竹一朗 (@matsutakeichiro) March 27, 2017
まとめ
● バリカン油は流動パラフィン系炭化水素化合物が成分で、ミシン油やベビーオイルなどにも使われている
● 可動部分に1~2滴たらすだけでよい
● 100均でも手に入れられる
● 代用に使うオイルは長期に使うのは向いていないものもあるので、気をつけること
機械用の油は全てドロッとしていて油くさいのかと思われますが、バリカン油はサラッとして臭いもありません。本体から簡単に外せるものも多いので、面倒がらずに普段からお手入れできるといいですね。
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