クレソンといえばお肉の付け合わせのイメージがとても強いですが、最近ではスーパーで見かけることも多くなりました。
栄養がたっぷりのクレソンは付け合わせだけではもったいない!
日常の料理に取り入れることで、マンネリしがちな献立の雰囲気を変えてくれますよ。
脂っこいものと一緒に食べるとちょうどいいクレソンですが、ないときにはどのような代用品が合うのかもご紹介いたします。
■クレソンとは?
アブラナ科の植物で、別名オランダガラシというヨーロッパ原産の水生植物です。
食べると大根に似たピリッとした辛味と、苦味があります。
ワサビと似ているため、清流に生えていることが多く、日本でも水辺でよく見かける植物です。
外食したときなど、ステーキの付け合わせについてくる野菜としてよく知られていますよね。
付け合わせの用途がイメージとして強いですが、脇役だけではもったいないくらい、栄養素が豊富な野菜です。
栽培されている物は1年中収穫できますが、天然の路地ものは春が旬の野菜です。
■クレソンの栄養
クレソンにはカリウム、カルシウム、ビタミンA、鉄分などが多く含まれています。
カリウムはリンゴの2倍以上、カルシウムは牛乳と同じくらい含まれています。
カリウムは体の水分を排出する働きがありますので、むくみ防止が期待できますし、カルシウムは骨を強くしてくれます。鉄分も含まれていますので貧血予防も期待できます。
女性の悩みを一挙に解決してくれそうな効果が望めそうですね。
あまり身近な野菜ではありませんが、栄養価は他の食材にひけを取らないくらい豊富なんですよ。
■食べ方
クレソンの栄養を壊さずに食べるのであれば、サラダがおすすめです。
鮮やかな緑もそのままで、ほんのりとした苦みが味のアクセントになりますよ。
茎が固いものもあるので、気になる人は少し茹でると食べやすくなります。
それでも苦味が苦手、という人はベーコンと一緒にソテーして食べる方法もあります。
茎のシャキシャキした食感とベーコンのうま味と塩気がうまく合いますよ。
他にも軽く茹でておひたしにしたり、ごま和えといった和風のレシピにもよく合います。
たくさんの量を食べたい人は、熱を加えることで量も苦みも減るので、食べやすくなりますよ。
■ クレソンの代用品
他の野菜より知名度は高くない、野菜ですが、いざという時に欲しいこともありますよね。
「レシピに載っているけど手に入らない」
など、欲しいときにない場合は代用品を使うこともできます。
☆ わさび
ツンと鼻に抜ける辛さのわさびは辛味の観点から代用に向いています。
わさびはすり下ろして使うため食感が全く異なってしまいます。
付け合わせとしてよりは、ソースに入れるなどで、サッパリとした風味の代用をするのが合いますよ。
☆ かいわれ大根
クレソンの香りからは離れてしまいますが、ピリッとした辛味が似ているため代用品として使うことができます。
クレソンのような力強い歯触りはありませんが、細いながらもシャキッとした食感もあるので、サラダなど生で食べるものの代用としておすすめです。
カイワレがクレソン代わりになって捗る
クレソン食べたことないけど pic.twitter.com/72CeSu540T— チャイコ@備前国 (@sannyo_onoda) June 17, 2014
☆ からし菜
独特の辛味を求めたいのであればもっとも適している代用野菜といえます。
シャキシャキした食感もクレソンによく似ています。
クレソンもからし菜も同じアブラナ科の植物で、別名はオランダガラシといわれていますから、見た目は違えど味や風味はかなり似ています。
ステーキ焼くの好き☺️
茨城県産常陸牛A5サーロインのブロック2kg🧡付け合わせは
辛みのあるパーマグリーン(からし菜)と
玉ねぎをお肉を焼いた時に出た油とぽん酢でシャキッと炒めて
ジューシーでリッチなお肉の合間にさっぱり出来るものに。私はフィレの方が好みなので
付け合わせすごく大事🥺 pic.twitter.com/IbLuv4NAuY— Junmicchi じゅんみっち- (@junmicchichef) January 22, 2020
☆ わさび菜
からしのような辛味とは違いますが、わさびのツンとした辛味がある野菜です。
状の葉がきれいなためサラダなどに入れると、見栄えがとてもいいです。
シャキシャキした食感もあるので、クレソンの代用にすることができます。
☆ ルッコラ
イタリア料理などで多く使われることの多いルッコラはゴマの風味と少し辛味を感じるのが特徴です。
辛味がある点からもクレソンと似ています。
形が全く違うため、茎の食感はクレソンのように歯触りを感じませんが、風味の代用としては役割を果たしてくれます。
使い方はクレソンと同じように、生でも火を通してでも使うことができます。
#被災地農家応援レシピ 14品目はいしさん(@u1_i)の「カブとリンゴのサラダ」。クレソンの代わりにルッコラで。かぶとりんごの瑞々しさ、自然な甘みがシンプルな味付けで引き立つ一品。写真は自宅で年末に作ったものですが、今日実家でも作ったらとても好評でした💕 #被災地農家応援コメ https://t.co/gOnwt8ffTP pic.twitter.com/bsItxZAm5d
— Akiko.N (@akikonkn) January 3, 2020
■ まとめ
クレソンのことがおわかりいただけたでしょうか。
● クレソンはアブラナ科の野菜で辛味とシャキッとした食感が特徴
● 栄養は豊富で、特にカリウムとカルシウムは他の食品にも負けないくらい含まれている
● 代用するなら【わさび・かいわれ大根・からし菜・わさび菜・ルッコラ】がおすすめ
● 辛味と食感が代用する際のポイントだが、食感が似ていないものであればソースなどに使うとよい
使う用途によって辛味を活かすか、食感を活かすかが代用のカギになりそうですね。
サラダや付け合わせのように生で食べたいときは食感を重視した代用品が合いそうです。
ソースなどに使うのであれば、辛味にポイントを置いた代用品が合いそうです。
クレソンはあまりメジャーではない野菜ですが、あると食卓のアクセントになります。
栄養も豊富ですので、積極的に食べたい野菜ですね!
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