ナツメグはハンバーグやカレーに加えたり、スイーツにも使用される世界を代表するスパイスで、みなさんも1度は聞いたことある方も多いと思います。
一方、あまり知られていないナツメグゼラニウムというハーブをご存知でしょうか。
名前は似ていますが違いがあるのか、どんな使われ方をしているのか、育て方も一緒にご紹介します。
■ナツメグゼラニウムとナツメグの違い
ナツメグは肉豆(ニクズク)とも呼ばれ、インドネシアを原産国とするスパイスです。
ニクズク属のナツメグは、常緑高木の樹木から取れるアンズやモモに似た果実の中にある種子を割り、その中から取れる仁のことを言います。
一方ナツメグゼラニウムは、香りがあるゼラニウムの総称センテッドゼラニウムやカオリゼラニウムの一種です。
テンジクアオイ属の南アフリカ原産で、その葉からはナツメグの香りが楽しめ、ハーブとして活用されます。
ナツメグゼラニウム。
葉に触れるとナツメグみたいな良い香りが漂います。 pic.twitter.com/yvPU2YNbYx— kiyno (@takaya44nagi) June 18, 2020
■ナツメグゼラニウムの育て方について
ナツメグゼラニウムは土質を選ばず、鉢植えで簡単に育てることができます。
春から秋にかけて花を咲かせ、暖かければ通年花を咲かせる四季咲き性があり、ゼラニウムの中でも耐寒性が高いので、露地栽培で冬を越すことができます。
斑入りナツメグゼラニウム、スパイシーな良い香りが葉っぱから香ってきます。葉の色もキレイで、ヤベエです。あとでテラコッタに植え替えて販売しようと思います。外に出しっぱなしで育てられるよ。ベランダガーデニングしちゃえ。 pic.twitter.com/CpraK0NzRj
— 花Lab.Nocturne大森本店 (@LabNocturne) March 22, 2021
■ナツメグゼラニウムの育て方で気をつけることは?
ハーブは乾燥を好み、ナツメグゼラニウムもまた乾燥を好みます。
毎日水をあげたり、受け皿に水を溜めてしまうと根腐りの原因になるので、日当たりのいい場所に置き、土が乾いたり葉が萎えたりしたら水をやり、受け皿に水が溜まらないようにしましょう。
また、栄養がなくなると葉の色が薄くなってくるので、その時は肥料を与えるようにしましょう。
うちのナツメグゼラニウムちゃん、今年も満開でかわいい(香りもいい pic.twitter.com/GueYRGa71w
— ライゾウ (@rai_zow) April 8, 2017
■ナツメグゼラニウムの便利な利用法とは?
★ハーブティー
ナツメグゼラニウムはナツメグと同じように、甘いスパイシーな香りで、バラにも含まれるゲラニオールという成分が含まれています。精神をリラックス効果があり、ティーブレイクや寝る前の1杯におすすめです。
★料理やスイーツに
飾りとしてはもちろん、料理やスイーツの中に入れることもできます。フレッシュで香りを楽しめるサラダや、焼き菓子やジャムの香り付けとしても使用できます。
★虫除け
鉢植えのまま置いて置くだけで虫除け効果があり、ドライにしてお部屋やクローゼットの中などにも使用できます。
椿山荘の隣のステチな園芸店にて購入した斑入りナツメグゼラニウム。蚊除けにもなるらしいし、いい香りだよーと主人に言うと、最近できた商業施設入るとだいたいこんな香りだよねーと。確かに、確かにそうなんだけどさ。 pic.twitter.com/kKdERgg8HQ
— 木村春佳 (@HAL_kim) May 12, 2018
■まとめ
ナツメグとナツメグゼラニウムは、見た目は全く違いますが、名前の通り甘くスパイシーなナツメグの香りがします。
そのため、2種類とも同じような用途に使うことができます。
ナツメグゼラニウムは見た目もかわいく初心者でも手軽に育てられるので、スパイスやハーブに興味がある方は、ぜひ育て方を参考に育ててみてください。
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