独特の風味とコクが美味しい「黒糖」。
料理にもお菓子にも使うことができるので、ついうっかりストックを切らしてしまうということもあるのではないでしょうか。
「黒糖がない…今から買いに行くのもなぁ…」
今回は、そんな困った時に役立つ『黒糖の代用品』をご紹介します。
黒糖の栄養、効果も合わせてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
黒糖の栄養
グラニュー糖や上白糖と違い黒糖は精製されていないので、サトウキビが本来持っている栄養素を豊富に含んでいます。
特に、ビタミン類(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6など)
ミネラル類(カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛など)
が、グラニュー糖や上白糖と比較すると多く含まれています。
特にミネラルは体内で作り出すことができないですが、身体にとって重要な5大栄養素の一つ。
必要な量は少量ですが、なくてはならない栄養素なのです。
しかも黒糖って、ビタミン、ミネラル、鉄分も豊富で
美容にもいいんですってよ! 奥さん!!— 琉球港川人(SACOWO改め) (@SACOWO1) August 27, 2020
なので、身体にとって様々ないい効果があるのです。
黒糖の効果
まず注目したいのが、黒糖の持つ美肌効果です。
黒糖にも豊富に含まれているビタミン、ミネラルは、肌に良いとされています。
ミネラルには肌の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、肌の老化を食い止めてくれます。
もしミネラルが不足すると、しわ、シミが増える他、代謝が悪くなり太りやすくもなってしまいます。
また、黒糖に豊富に含まれているビタミンB群は、健康な肌細胞を作るために必須です。
中でもビタミンB2は、肌をつくる材料となるタンパク質や、脂質、炭水化物の代謝に関わり、ターンオーバーをサポートする役割を担っています。
黒糖に含まれるラフィノースは、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やし、悪玉菌を駆逐してくれる効果を持っていると言われています。
腸内環境を改善することで、便秘の解消、肌荒れの改善が期待できます。
代用品
きび糖
黒糖同じサトウキビを原料とするきび糖は、代用品として使うことができます。
黒糖はサトウキビを精製せずに作ったものですが、キビ糖は精製途中の液糖をさらに煮詰めて作った砂糖です。
なのでグラニュー糖よりもコクはありますが、黒糖ほどではありません。
黒糖と比較すると優しい甘さになります。
そのままの量で代用することができます。
三温糖
三温糖も黒糖の代わりに使うことができます。
三温糖は、完全に精製された砂糖液を何度も煮詰めていき、作られた砂糖です。
なので黒糖ほどの栄養は持っていません。
独特の甘みとコクを持っています。甘みは少し強いので、量は少し調整したほうがいいかもしれません。
カソナード
カソナードとは、フランスで作られているサトウキビ100%の茶色い砂糖のことです。
黒糖と製造方法は違いますが、栄養豊富で、独特な甘みをもっているので代わりとして使うことができます。
お菓子作りによく使われる砂糖です。
黒糖とは甘みの種類が違いますが、クッキーや、タルト生地にぜひ使って見てください。
きょうは家人が胡桃のパウンドケーキを作った。パウンド型使うの久しぶり(ミートローフくらいにしか使ってなかった)。本当は黒糖使うレシピだそうだけど、うちには塊の黒糖しかないからカソナードで代用。とても優しい味に。夕方作って夕食後にはもう半分以下に。危険… pic.twitter.com/1TrgFwXKaP
— なび (@naviachan) May 6, 2020
上白糖
上白糖であれば家にある方も多いのではないでしょうか?
そんな上白糖も黒糖の代用品として使うことができます。
黒糖に比べると出来た料理やお菓子はあっさりとしたものになります。
また栄養の点でも黒糖には劣ります。
はちみつ
料理、お菓子、飲み物など多くの場面で活躍するはちみつも、黒糖の代用品になります。
はちみつは料理に使うと甘みをつけるだけでなく、肉や魚の臭み消し、肉を柔らかくする、コクを出すなどの効果があるので、とてもおすすめです。
黒蜜
黒糖を水でのばし、煮詰めたものが黒糖です。
アイスやわらび餅にかけるのはもちろん、料理にも使うことができますよ。
まとめ
・黒糖には、ビタミン類、ミネラル類が、グラニュー糖や上白糖と比較すると多く含まれている
・黒糖にも豊富に含まれているビタミン、ミネラルは、肌に良い効果がある
・黒糖の代用品としておすすめなのは以下の6つ
【きび糖、三温糖、カソナード、上白糖、はちみつ、黒糖】
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