冬に活躍する湯たんぽは古臭いと思われがちですが、最近は色々な種類の湯たんぽが販売され、可愛いデザインのものも多く、若い方の使用も増えています。
体を温める湯たんぽですが、湯たんぽを使用することによって色々な健康効果もあります。
お腹が痛い、生理痛が収まらない、雪かきで手足の感覚がない、そんな時に役立つ湯たんぽですが、家に湯たんぽないからなにか代用できるものが知りたい。
では湯たんぽにはどんな効果があるのか、どんな種類があるのか、代用品と一緒にご紹介します。
■温まるだけじゃない!湯たんぽの効果とは?
★リンパ球の増加
リンパ球とは血液中の血球成分(白血球)の1つで、体に流れる血液の白血球のうち20~30%を占めています。
主にウイルスや細菌、異物や腫瘍細胞に対する免疫を担っています。
リンパ球を増やすことで免疫が高まり、リンパ球を増やす湯たんぽはがん患者の治療にも有効となっています。
★高血圧の治療
体や精神にストレスがかかると動脈が縮み血圧が高くなります。血圧が高い状態が続く場合は高血圧となり、血管拡張剤が使用されます。
薬物治療は手間がありませんが、血液の流れが悪くなった状態を無理矢理流すので体に負担がかかり、量の調節も難しく、高齢者の場合血管が破れやすいので、くも膜下出血や脳出血、大動脈解離などが起こりやすくなります。
湯たんぽを使って自発的に動脈を拡張させ、根本的な治療をすることができます。
★内蔵機能を元気に
お腹を温めることによって臓器の血流がよくなり、深部温度も上昇します。
内蔵の機能が低下している方は内蔵の血流が低下することが原因の方も多く、冷え性の方が便秘になるのも腸が冷えてしまっているからです。
胃腸、肝機能、腎臓機能、など内臓の不調がある方は湯たんぽでお腹や腰を温めましょう。女性に多い生理痛の悩みの緩和にも有効なので、是非取り入れてみてください。
★冷え性改善
冷え性の方は入浴で体を温めることが大事ですが、湯舟に入らずシャワーで済ますことも多いと思います。
そんな方は入浴前や入浴後に湯たんぽを使って、体の芯まで温めると冷え性の改善に繋がります。
湯たんぽと言えば冬場に使うイメージですが、冷たい飲み物や冷房で体は冷えていますので、夏場も湯たんぽを活用してみてください。
★乾燥
冬場は元々湿度が低く、暖房器具を使うので余計に室内は乾燥します。
朝起きると喉がガラガラになったり、肌が乾燥する原因の多くは湿度が低いのが原因です。
湿度が低くなれば、インフルエンザや風邪などのウイルスが飛散しやすく、喉が乾燥することでバリア機能がなくなり感染しやすくなります。
湯たんぽを使うことで空気や喉の乾燥を防ぎ、加湿器や暖房器具の電気代を節約できるので、とても経済的なアイテムです。
★不眠症改善
体が冷えたままだと寝つきが悪く、疲れがとれないだけでなく、肩こりや腰痛に繋がってしまいます。
足先や手先など末端を温めたり、お腹を温めれば深部温度が上がり、寝つきがよくなります。また体の機能として、体温が上がった後に下がることで睡魔が出てくるようになっています。
湯たんぽは暖房器具より熱量が多く、体温を一時的に温め上昇させ、ゆっくり体温が下がるので睡魔が出て質のいい睡眠をとることができます。
■湯たんぽの代用になるもの4つ紹介
★ペットボトル
ペットボトルにお湯を注いで湯たんぽ代わりにする方法は、災害時の簡易湯たんぽとして使える知識です。
湯たんぽの代用品としてペットボトルを使用してみてください。薄いペットボトルや熱湯を入れると変形したりするので、ホット用のペットボトルが好ましいです。
お布団寒いから湯たんぽの代わりにペットボトルにお湯をいれて今日は暖かくして寝ます(#^.^#) pic.twitter.com/t2eI1E7arl
— 川口夏美 (@nyatyuminn) January 7, 2014
★蓋つき缶
アルミ缶やスチール缶であれば耐熱なので容器が変形することもなく、湯たんぽの代用として使用できます。
ホットドリンクの空き缶であればどこでも手に入り、空気穴があるので缶が冷えて凹むこともなく、安全性も高いので活用してみてください。
飲み終わった缶にお湯を入れて湯たんぽ代わりにしてる(^^;; pic.twitter.com/6rv19GeZ27
— 。もぐりん。 (@mogurin1000) December 21, 2017
★金属製ボトル
ステンレス製やチタン製のボトルは水筒として販売されていますが、湯たんぽとしても使用できます。
もし自宅に金属製のボトルがある場合、湯たんぽとして利用でき、アウトドアでも活用できます。
★瓶
自宅に瓶がある時は代用品として活用できます。プラスチックのペットボトルより耐熱効果があるので、安心して使用できます。
湯たんぽが行方不明になったから、ラオウ焼酎の空き瓶にお湯入れてタオル巻いて湯たんぽ代わりに…
ラオウ様素敵 pic.twitter.com/CGvt19Bhfn— HAL2000 [▓▓]ε¦) 猫分満タン (@0002LAH) December 31, 2019
■湯たんぽの種類と使い方
★金属製湯たんぽ
直火やIHで加熱可能なものが多く、お湯の入れ替えの手間がなくなります。
蓋を閉めたまま加熱すると中の気圧が上がり、事故の原因になるので気を付けて使用しましょう。
★プラスチック製湯たんぽ
金属製は熱伝導がいいので、お湯を入れる時や加熱の際に火傷の可能性が高いので注意が必要です。
プラスチック製であれば大火傷になることも防げます。安全性が高く、価格も安いので一番ポピュラーです。
★シリコン湯たんぽ
レンジでも加熱可能なシリコン湯たんぽは、わざわざお湯の入れ替えの必要がなく使用できます。さらに柔軟性があるので目や胸、腰にもあてることができます。
★充電式湯たんぽの使い方
約10分の充電で布団内の使用で6~8時間、室内使用3~5時間。
電気代も1晩2円と言う安さです。お湯を沸かして入れる手間も省け、お湯を沸かすガス代や電気代より安くなるかもしれません。
★レンジ加熱用湯たんぽ
価格も安く、お湯を沸かしたり入れ替える必要がなく、安全性が高い湯たんぽです。500w3分程度で温まるのでとっても使いやすいです。
★足用湯たんぽ
靴下のような形状にお湯を注ぎ使用します。布団内使用8~10時間、室内使用3~5時間温かさが持続します。
末端冷え性で足先が冷える方におすすめです。履きながら移動可能ですが、片足1Lの重さがあるので気を付けて歩行しましょう。
★低温火傷に注意
低温火傷は
■まとめ
寒い冬に役立つ湯たんぽは夏場でも使用でき、健康効果が非常に高いアイテムですね。
代用品をご紹介しましたが、どれも災害時の防寒対策に使用できるので知識としても役立ち、緊急時にも使用できるので、活用してみてください。
コメント